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​アベノマスク展 

2021.6.24〜7.4 @same gallery(東京)
 

​コロナ禍真っ只中の2020年のエープリルフール、我が国の総理大臣は膨大な国家予算(当初466億円となっていましたが、最終的には260億円になった)を費やして「ガーゼのマスクを一家庭に二枚配布する」と言う、なんともエープリルフールギャグに相応しい政策を打ち出しました。当時世間では「マスク不足」になっていた事には間違い無いですが、配布が始まった頃には解消され始めており、配り終わる頃には100円ショップでも普通にマスクを買える状態になっておりました。

しかも配布されたマスクは、何とも言えないレトロ(よく言えばw)なサイズとデザインで、「一家庭二枚」と言うこちらもなんとも言えない数で、もらったところで「どうせえっちゅーねん!」と言うツッコミ所しかない代物でした。私も皆さんと同様、郵便ポストに届いたこのマスクを手に取った瞬間「これに466億かよ!!!」と、怒りが込み上げてきて、瞬時にこれで作品を作ろうと硬く誓ったのでした(笑)

 

 作品制作にあたりマスクをかき集めようとSNSに投稿した途端に「私も使い道が分からないので使ってください」と言う方が続出で、ほとんど苦労せず今回の展示分のマスクを集める事が出来ました。

 本当は昨年の秋頃にこの個展をやる予定で制作を進めていました。当時は相変わらず政府はオリンピックをやりたがために全く筋の通っていない政策ばかり打ち出し(まあ、首相が変わった今も変わらないのだけれど)、その度に私の怒りはMAXでこの「アベノマスク」にツイッターなどで拾ったアベ批判やマスク批判の言葉をプリントして作品にしようと制作を始めました。しかし制作過程でそれを見た次男はなぜかとても怒りだしました。どうやら批判の言葉はネガティブで、見るものに不快な感情を呼び起こした事による為だった様ですが、その様な次男の反応を受け、私の制作の手も少し止まってしまいました。

そうこうしている内に総理大臣は代わり、相変わらずクソみたいな政策ばかりで、でもこんな政党を選んだのも、あるいは何も選ばなかったのも、声を上げなかったのも、私たち自身の責任でもあると自覚する為にも、今回はアベ批判の言葉ではなく一人一人がこの国の政治についてもっと関わる機会になればと、ただ「アベノマスク」と書き込むことにしました。

このコロナ時代の「負の遺産」として、ぜひ「一家庭に一枚」購入して頂ければと思います(笑)

 

尚、今回展示したマスクをお買い上げ頂いた皆様のお陰で経費を除いた収益の17,600円はコロナ禍で窮地に立たされているホームレスの支援団体NPO法人「抱僕」に全て寄付する事ができました。どうも有り難うございました。

 

2021年7月 もりたみどり

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